建物の内部造作工事はどのような流れで進むのか

建物本体が完成したら、次は内部の仕上げに入ります。この作業ではまず室内の耐火性能を上げるために天井に石膏ボードが貼られます。ここまでが大工さんの役目で、あとは内装業者がクロスや床のタイルを張っていきます。次に登場するのが電気工事業者、空調工事業者、ガス工事業者、セキュリティ工事業者などです。こうした業者による内装工事がすべて終わった段階で入るのが美装屋と呼ばれるクリーニングを担当する業者です。これで終わりかと思うとそうではなく、最後にもうひとつ業者が残っているのです。それは補修屋と呼ばれる業者です。この業者の役目は、工事の過程でできた小さな傷などを補修していくことです。こうした業者には美術大学を卒業した人が多く、元の傷の跡が分からないぐらい見事に補修する腕を持っています。

内部造作工事ではこの点のチェックが必要

建物本体と同様に内部造作工事のチェックも怠ることはできません。チェックポイントは次のとおりです。<①石膏ボードはきちんと貼ってあるか>火事が起こった際、石膏ボードに継ぎ目に隙間が開いていると、そこから壁や天井内部に熱が逃げるため、構造体に悪影響を与えます。したがって、ひび割れや、隙間がないかを入念にチェックすることが必要です。<②設備機器は試運転してチェック>内部に取り付けられた設備機器は正常に動くかどうか、すべて試運転を頼んで作動を確認する。<③スイッチやコンセントの位置をチェック>スイッチ類や,コンセントが打ち合わせどおりについているかどうかを確認します。例えば、作り付けの家具がある場合、扉を開けたときコンセントプレートが隠れてしまわないかを確認します。また洗面所やトイレにタオルをかけたとき、スイッチプレートが隠れないかも確認する。<④現場確認の際は図面を忘れずに持参する>素人が建築図面を見てもよく分からないのが普通ですが、内装工事が終了すると、実物と見比べることができますから、図面も次第に理解できるようになります。したがって現場に行くときには図面を忘れずに持参しましょう。そして図面に記された寸法と実物の寸法が合っているかどうかを確認します。