基礎工事が終わればいよいよ建て方工事が始まる

さて基礎工事が終わればいよいよ建て方工事が始まりますが、建て方とは何のことでしょうか。建て方は棟上とか上棟とも言われますが、基礎の上に建物の主要構造体を積上げていくことです。木造建築の場合はここで大工さんの登場となります。一般的に現場に入る大工さんは親方と若い衆2人の3人で構成されている場合が多いようです。この3人のチームで骨組みから始まり、それが終わると次は内部に雨が入るのを防ぐために屋根屋さんが屋根を仕上げ、同時に水切り板金(屋根と屋根の間を板金で押さえる)の工事も行われます。この工事は大工さんが行うこともありますが、板金や防水の専門職人が担当することもあります。建て方工事は外装の仕上げをすると終了しますが、この工事に当たるのはデザイン業者になり、化粧版を張る作業などして仕上げをします。この場合、吹き付けの場合は左官屋さんの担当になります。

建て方工事では何のチェックが必要か

一般的に建て方工事の良し悪しによって構造体の精度が決まる、と言われています。したがって、建て方工事では次の点についてのチェックを怠ってはいけません。<①木造の場合は曲がり、反り、ひび割れに注意が必要>柱や梁に使われる材料の点検、木造の場合は構造材の曲がりや反り、合板の節抜けやひび割れをチェックする。<②鉄骨系の鋼材も曲がりや反りに注意>H型系の鋼材の場合は溶接での曲がりや反りがないかを確認する。<③ツーバイフォーは釘の打ち方に注目する>この工法の場合は釘の打ち方が構造性能の良し悪しを決めます。釘のめり込み過ぎや飛び出しをチェックすることが大事です。<④断熱材に隙間はないか>断熱材は隙間なく施行されているかどうか、隙間があると断熱効果は極端に落ちます。<⑤防水工事のチェックは入念に>防水工事に欠陥があると雨漏りの原因になります。特にバルコニーの手すり壁が建物本体の壁と交わる部分に隙間がないかについては入念なチェックが必要です。<⑥外へ貫通した部分のシールのチェック>配管用の穴にはシールを貼って防水しますが、めくれ上がって隙間ができることがありますから、これについてもチェックが必要です。